キミさえいれば
「ご、ごめん、ハヤト君。
私、約束があるの。
だから一緒には帰れない」
私がそう言うと、ハヤト君はみるみる怖い顔になっていった。
「約束ってなんだよ? 誰?」
だ、誰って。
い、言えない。
彼氏だとは……。
言ったらなんて言われるか…。
「と、友達だよ…」
「友達って女?」
「ん? うん……」
「じゃあその子も一緒でいいからさ」
うっ、そう来る?
ど、どうしよう。
「あ、いや。
きょ、今日はいいや。
そ、そうだよね。
5年ぶりだし、一緒に帰ろうか……」
「おうっ、そうしようぜ」
そう言うとハヤト君は、私の腕を引いて歩き始めてしまった。
え~ん、せんぱ~い。
会いたいのに~~~。
ごめんなさい……。
学校を出ると、ゴキゲンなハヤト君に色んなところに付き合わされて、やっと家に帰れた時には時計が19時を回っていた。
その日の夜の事。
お風呂から出た後、一人でテレビを観ていたら、玄関のドアがドンドンと叩かれた。
ドキッとしてドアスコープを覗くと、なんと黒崎先輩が姿が見えた。
すぐにドアを開けると、先輩が心配そうな顔をして立っていた。
私、約束があるの。
だから一緒には帰れない」
私がそう言うと、ハヤト君はみるみる怖い顔になっていった。
「約束ってなんだよ? 誰?」
だ、誰って。
い、言えない。
彼氏だとは……。
言ったらなんて言われるか…。
「と、友達だよ…」
「友達って女?」
「ん? うん……」
「じゃあその子も一緒でいいからさ」
うっ、そう来る?
ど、どうしよう。
「あ、いや。
きょ、今日はいいや。
そ、そうだよね。
5年ぶりだし、一緒に帰ろうか……」
「おうっ、そうしようぜ」
そう言うとハヤト君は、私の腕を引いて歩き始めてしまった。
え~ん、せんぱ~い。
会いたいのに~~~。
ごめんなさい……。
学校を出ると、ゴキゲンなハヤト君に色んなところに付き合わされて、やっと家に帰れた時には時計が19時を回っていた。
その日の夜の事。
お風呂から出た後、一人でテレビを観ていたら、玄関のドアがドンドンと叩かれた。
ドキッとしてドアスコープを覗くと、なんと黒崎先輩が姿が見えた。
すぐにドアを開けると、先輩が心配そうな顔をして立っていた。