キミさえいれば
「先輩、どうしたんですか? こんな時間に……」
もうすぐ22時になるのに、バスでここまで来てくれたの……?
「練習の帰りだよ。
心配になって寄ったんだ」
「先輩……」
とりあえず先輩に部屋に上がってもらい、私は先輩にお茶を出した。
「メッセージ読んで事情はわかったけど。
そのハヤトってヤツ、やっかいだな……」
「うん……」
「凛のことが好きで、ここまで追って来たんだろう?
それも怖いし。
何より、俺ら兄妹の事を知ってる。
そこが一番の問題だよな」
先輩の言葉に、ぎゅっと自分の手を握りしめた。
「どうしよう、先輩……。
バレたらどうしよう……」
「凛……」
バレたら、私達どうなるの?
別れないといけないの……?
怖くて震えていたら、先輩がぎゅっと私を抱き寄せてくれた。
「大丈夫だ、凛。
何があっても絶対離さないから」
私もぎゅっと先輩にしがみついた。
先輩が強く抱きしめてくれる。
こうしていると、ホッとする……。
「これからは一緒に帰ったり、学校じゃ会えないかもしれないけど、学校以外で会えばいいだけのことだから。
後輩達にも、そいつを見張るように言っておくから。
何かあればすぐに言って。
絶対、俺に相談すること。
わかった?」
先輩の言葉に、私はコクンと頷いた。
もうすぐ22時になるのに、バスでここまで来てくれたの……?
「練習の帰りだよ。
心配になって寄ったんだ」
「先輩……」
とりあえず先輩に部屋に上がってもらい、私は先輩にお茶を出した。
「メッセージ読んで事情はわかったけど。
そのハヤトってヤツ、やっかいだな……」
「うん……」
「凛のことが好きで、ここまで追って来たんだろう?
それも怖いし。
何より、俺ら兄妹の事を知ってる。
そこが一番の問題だよな」
先輩の言葉に、ぎゅっと自分の手を握りしめた。
「どうしよう、先輩……。
バレたらどうしよう……」
「凛……」
バレたら、私達どうなるの?
別れないといけないの……?
怖くて震えていたら、先輩がぎゅっと私を抱き寄せてくれた。
「大丈夫だ、凛。
何があっても絶対離さないから」
私もぎゅっと先輩にしがみついた。
先輩が強く抱きしめてくれる。
こうしていると、ホッとする……。
「これからは一緒に帰ったり、学校じゃ会えないかもしれないけど、学校以外で会えばいいだけのことだから。
後輩達にも、そいつを見張るように言っておくから。
何かあればすぐに言って。
絶対、俺に相談すること。
わかった?」
先輩の言葉に、私はコクンと頷いた。