恋する*memory~記憶をなくしたわたし~2nd
煌くんは部屋にあるソファを指さし、「座って」と、言った。
僕は言われた通りに座り、煌くんを見ると、煌くんはどこからか箱をとりだし、僕とおなじソファに座った。
そして、箱をソファの前にあるテーブルに置いて、箱を開けた。
中には……包帯やら…消毒液が………
どうやら箱は救急箱みたいだ。
何で………?
救急箱…?
と、思っていたら、消毒液をつけた脱脂綿が僕の顔に近づいてきた。
「いっ…た!」
傷口に染みて思わず声が出た。
そうだ……怪我…してたんだ………
家のこと……お母さんのことを思いだして……自然と視線が下に降りる。