神聖魔法団【上】
「正確には黎奈、お前を守るためだ」
「・・・どういうことですか?」
「お前らの父親は綾兎さんだよな?
綾兎さんは先祖が魔法使いだと知っていた。
それに綾兎さんは不思議な力をもっていたらしい」
「不思議な力?」
「魔法とは少し違う力だったそうだ。
どんなものかは俺も俺の父親も知らない」
そうなんだ。
「その力を最大限に使ったせいで亡くなったと聞いている」
「何に使ったんですか?」
「黎奈が魔法を使える。綾兎さんはそれに気付いていた。
いつか闇族と魔族に狙われるんじゃないかとも思っていたそうだ」