神聖魔法団【上】
「だから、それが分からないように
黎奈に綾兎さんが自らの力でそれを封じた。
黎奈が危険な目に遭わないように、狙われないように、
そう思って。
だから、黎奈は闇族・魔族を感じなかったんだろう。
綾兎さんから守られていたんだよ」
・・・・・。
「綾兎さんは知っていた。
この力を使うことによって何か1つ自分の中で生贄を捧げないといけないことを。
それは力の大きさによって捧げないといけないものそれ相当なものにしなくてはいけないことを」
嘘だ、嘘だよ・・・。
「黎奈を守るために綾兎さんが捧げたもの、それは―――「言わないで!!!」
私は耳を塞いだ。
もういい。
もう聞きたくない。
もう十分だった。