神聖魔法団【上】



「怖いかも知れないが本格的に戦いが始まる。
命の危険もある。お互いがお互いを守り、
絶対無理はするな。絶対生きよう」






雷の力強い言葉に皆の顔が引き締まる。






「死ぬのは怖いがやるしかねぇな」




「僕たちならやれるよね!」




「俺達で世界を守ろう」




「7人全員で生き残るんだ」




「私たちなら大丈夫だよね!
怖くない、皆一緒だもん!」




炎虎、風雅、瑠雲、先生、天音の言葉が胸に響く。





「私が皆を守るから。
生きて普通の日常を手に入れよう!
私たちには待ってる人がいるから」





『あぁ。(うん!)』








「俺は皆が戦っている間、待つから。
ずっと待つから。帰って来てくれよ?」





「戻ってくるに決まってんだろ?
お前の彼女も俺が守るから安心しろ」





黎兎の心配を振り払うかのように逞しく炎虎が言った。



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