神聖魔法団【上】
「この辺りには居ないみたいなの・・・」
「は?」
「僕が目を覚まして少しこの辺を探してみたんだけど、
何処にも居なくて・・・」
嘘だろ?
「俺が気を失っている間、なにがあった」
俺は3人に詳しく話を聞いた。
俺が倒れてから瑠雲と涯が目覚めたこと。
瑠雲と涯と黎奈が戦ってくれたこと。
瑠雲と涯が危険な作戦を実行したこと。
その後、行方が分からなくなったこと。
そして、黎奈は何処に居るのか全く分からないこと。
「嘘だろ・・・」
俺は言葉を失った。
「探しに行くぞ」
「待てって!」