神聖魔法団【上】
「まぁな。
でも、黎奈を見つけた時は焦った」
「俺もー。
目を開けてくれた時は泣きそうだった」
「なにかあったの?」
「うん。どれだけ名前を呼んでも反応とか無くて。」
「体中ボロボロで息もほとんどしてなくてな」
そんなんになるまで戦ってくれたのか・・・。
「黎奈ありがとう」
目を見てお礼を言った。
「え、あ、う、うん。どういたしまして?」
恥ずかしいのか何故か疑問形で答えてきた。
「涯も瑠雲も。
そんな体になるまで戦ってくれてありがとな」
「どうしたんだよ、雷?」
「今日変だね」
「いや、俺、気失ってたから何も知らなくて。
お前らに迷惑かけたよな、ホントありがとう」
「なーんだ、そんなこと?
私だって雷と風雅に助けてもらったでしょ?
それと同じだよ?」
黎奈にはつくづく敵わねぇな。