恋愛学園



てか、この目の前にいる男子たち(一応、豹も)すごく整った顔とモデル並のスラッとしたスタイルを持ってるし、人気なんだろうな……今気付いたけど。



「ねぇ、寒いんだけど」



アンパンを食べていた原田さんは、食べ終わったからなのかいきなり声を発した。
その声に、いち早く反応したのは言うまでもなく豹だった。



「柊花、寒いんか?気付いてやれんくてごめんな!早く教室入るで!」



豹は、原田さんを担ぐように持ち上げるとすごく長い足を最大限に開いてものすごい速さで教室に入って行った。



持ち上げた意味は……?



「さすが豹だな~。ねぇ、憂。さてと、俺らも早く教室入ろっか」



後ろにくっついている憂を見て安心するように笑うとわたし達を見て教室に向かい出す。




「じゃあ、俺らも早く入ろ」




「……うん」




憂に合わせてゆっくりと歩く佐藤くんのあとを私と青もゆっくりと歩いて教室に入った。




「………………」




「……ん、どうしたの芹那ちゃん?」




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