シークレットプリンセス〜川崎隆弘編〜
「じゃあ。」
私は
自分のホテルの部屋に入ろうとする。
が。
「待て。
誰が自分の部屋に帰っていいって言った?」
ニヤリと隆弘さんが笑う。
「俺はゆめを監視しなくてはいけないから…。
寝る時以外俺の部屋にいろ。」
寝る時以外と言う事は…。
「お風呂もですか?」
「当たり前だ。」
「はぁ?!
冗談で言ったんですけど!」
「嘘だよ。
早く俺の部屋に入れよ。」
監視されているから仕方ない。
という理由を頭の中でぐるぐるはい巡らせながら私は隆弘さんの部屋に入った。