隣の悪魔はご機嫌ナナメ
「え?昨日?」
「風紀委員長ってなに?
いつもあんなことされてんの?」
ああ、そういうことか。
「あれは仕方ないよ。いつも
あたしが注意するから、」
「だからって女突き飛ばすわけ?」
「それはあたしに言われても……」
風紀委員長としての仕事を全うしてる
だけで悪気があるわけじゃないんだけど。
誰からも気に入られない役目で
あることはなるときにわかってた。
「なんで風紀委員長なんかになったの」
「押し付けられたようなものだし」