幼なじみと秘密の時間
「んーん…」


全く起きない蘭に、オレは欲求に負けて
寝ている蘭のパジャマの中に手を入れたら
少し身体を動かした。



『何だよ!身体は反応してんのに、起きねーし』


オレは、そんな蘭の反応が可愛いくて
容赦なく、あちこち刺激する。



「あ…ぃゃ…」


「蘭!可愛いよ」


オレが耳元で囁くと、びっくりして蘭の目が
パッチリ開いた!!




「え?!和弥??」


「おはよ!」


オレはチュッと音を立てて、寝起きの蘭に
キスをした。



「何でーー?」


「蘭、全然起きないから」


「眠いー」


蘭は恥ずかしそうに、布団の中に顔を隠した。



すかさずオレは、布団をめくる。



「何隠れてんの?」


「……だって。和弥に抱かれてる…夢見てた…」


何だよ、朝から可愛いこと言いやがって。



絶対、オレの理性を飛ばすのが得意だよな。



「オレが触ってたからだろ?」


「そーゆーことなんだ…」


「蘭!やーらしー」


イジメるように言うと、一気に恥ずかしそうに
照れていた。


やべぇ。


惚れてる女が、ベッドで隣に寝てたら
誰もがこーなるって。



もう…いいや、お前のせいだからな!


「蘭!オレ、もうムリ」


「キャーーーーー!!」


オレは蘭の上に覆い被さり、キスの嵐の
プレゼント!


このままオレが、蘭を離さなかったのは
言うまでもない。



何年もスキだって言えない癖に
1番近くにいたくて、誰にも触らせたくなくて
全て奪った男だ…。


情けねぇーな。



カッコつけてても、蘭のことになると

ダメなんだよな。



でもこれからは、ぜってーオレが幸せに
してやる!!



覚悟しとけよ!








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