幼なじみと秘密の時間
コンサート♪
アイドルカフェは。開店してすぐ大人気で
かなりの繁盛していた。


私も舞も、忙しく接客をして
和弥は、裏の仕事をしていた。



女子たちのキスマークも、かなりの好評で。

男子には


「いいねぇー本物にしか見えない!」


女子には


「かなりの腕前だねー今度伝授して!」


まで言われた。


心の中で、『本物だしな…』と
思っていると、和弥が耳元に近付いてきた。


「蘭のだけ、本物だもんなぁー。
オレが付けたって、言っていい??」


ニヤニヤして、裏方に帰って行った。



『もう…』私は、周りに気付かれないように
平然を装った。



とうとう、満席になる最後のお客さんが
入ってきた。


私が大きい声で


「いらっしゃいませーーー」


と言うと、よく見た顔の来店だった。





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