おくすりのじかん
「おうちの中で飼ったんだ」

凜太郎が見せてくれるたくさんの写真


「プライベートな携帯には
チョコの写真しかないよ」


チョコって名前なんだ。


凜太郎はなつかしそうに微笑んだ。


大邸宅でくつろぐ チョコは本当に幸せそうだった。


「幸せそう。
間違いなく家で飼うより」


私もとてもうれしくなった。


「俺の宝物だったんだ。
家族っていうのかな。
それから両親ともチョコを挟んで会話が増えた。
バリバリの雑種は似つかわしくないとか いう人もいたけど
家の中のどこにでも
チョコの姿は当たり前で……あはは…
本当に毎日が楽しかったんだ」


涙があふれてきた。


「よかった・・・・私も
チョコや凜太郎のお役に立てたんだ。
うちのおかあさんも」


「うん
俺はおばさんも祥子さんも大好きだよ」


チョコとの楽しいエピソードには
たくさんの愛にあふれていて
そして凜太郎の人生にも大きな影響を与え続けた・・・・。
< 161 / 187 >

この作品をシェア

pagetop