おくすりのじかん
しばらくしてから 凜太郎が

「実は俺ずっと祥子さんを知ってたんだよ」


「え?」


偶然会ったんじゃなかったの?


「あれから注目してたから」


「ちょっと やだ!!私なんて・・・・・」


今までの自分を思い出しただけで
居たたまれなくなる。


「自分を棚に上げて心配してた」



「きゃ~~~!!!」


恥ずかしくなる。



「だからあの夜 偶然あそこで見かけて・・・・・
ここに居ついたのは 策略だった」


「だって私酔ってたから」


「確かに酔ってたけど 自分のこと喋って寝てしまった。
だから本当な俺が契約したとか言ったには 嘘だから」


「え!?そうなの!?」


「何でも素直に信じてたらダメだよって
俺が言うのも変か」


凜太郎は笑った。


「俺さ チョコが来て元気をもらったけど
祥子さんはチョコを手放して 元気なかったのかなとか
何か申し訳ないと思ってた。
多分チョコと生活したら 祥子さんも寂しくなかったと思う」


凜太郎はスマホの中に生きているチョコを見つめた。
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