3つかぞえて、君と青


「最近なんかあった? なに考え事してんの?」


わたしは、今日はできるだけ彼のまえで素直でいようと心に決めた。


それが正しいのかどうかはよくわからないけれど



でもわたしは素直に答えた。



「結伊のことをね、思い出したり、考えたりしているの。」



千樫の目の色が変わったのはわかったし、そうなることもなんとなく想像はついていた。


彼は急に水をごくごくと幾度も飲んだ。



空になったグラスを音を立てて机に置いた。


「なんで今さらそんな昔のこと。」



「いまさらじゃないわ。 わたしはずっと忘れたこともなかったし、前と変わらないままなの。」




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