私立聖星魔法学園
「まず、先ほどの黒いものですが・・・あれは『影の世界』のものです」




「影の・・・世界?」





「はい。僕たちが暮らしている世界は『光の世界』と言われています。『影の世界』とはこことは全くの正反対にある世界ということです。そして『光の世界』と『影の世界』がお互い干渉し合うことはない」







・・・いまいちピンとこない







「今は理解できなくても大丈夫ですよ」







固まったあたしを見て苦笑する聖夜は急に真剣な顔になった







「しかし本当に問題なのは、干渉し合うことのないはずの『影の世界』のものがこちらの『光の世界』に現れたということです。こんなこと、歴史上でも一度だって起きた事が無いのに・・・・・」







「えと、つまりー・・・。どういう意味?」







「・・・今から話すことは証拠もないし、確証もないです。あくまで僕の推測です。それでもいいですか?」







あたしの言葉は完全無視かっ!と内心突っ込みながらも、あまりにも真剣な聖夜の眼を見て、ゆっくりと頷いた






しかし、聖夜の口から言われた言葉はあたしの精神にとてつもないダメージを与えた









「・・・・・中村 恵さん。あなたが今回の一件の原因です」
< 28 / 68 >

この作品をシェア

pagetop