私立聖星魔法学園
「・・・・・あたし?」




「はい。正確に言えば、恵さんの中に宿る大量の魔力です」





「魔力ってたしか・・・人間なら誰でもあるんだっけ?」






昼休みに聖夜が話したことを思い出した





「そうです。大体人間の魔力の量はどれくらいなのか見ただけではわかりません。しかし勝手で申し訳ないのですが恵さんの魔力量を測らせていただきました」





「・・・・・ホントに勝手ね。あたしの記憶にはそんなことされた記憶がないんだけど」






今日教室に来て初めて聖夜に会ってから、変な事はされてない







「それは、バレないようにやりましたから。方法は言えませんが・・・・・」






なぜか少し顔を赤くしながら言った








「えっと話を戻しますが、魔道を使えない人間の魔力量を数字で大体100だとすると、魔道師は5000から、昔いたとされる伝説の魔道師でも100万だと言われています」






「なんか数字がデカすぎない?」






「魔術師は平均的にそれぐらいなんです」






苦笑しながら聖夜は話を続ける






「魔力量は魔道を学び、実際に魔道を使ったり、身体や精神が成長するにつれて量は増えます。けれど魔道師の素質があるだけの人は最低の5000~7000が普通なんです。しかし、恵さん」






いつになく真剣な顔であたしをじっと見つめる







「あなたは魔力量を測ったところ、測定不能と出たんです。まったく魔力がないかといえば違います。それは恵さん。あなたもわかると思います。今朝のことを思い出せば」








「・・・・・・結局、あんたはあたしに何を言いたいわけ?」








これを聞いてしまえばきっと後には戻れない






心のそこでは聞きたくないと言っている自分もいる







けど・・・







ここで聞かないと絶対にあとで後悔する









「お願い・・・教えて・・・・・・・・・・・!」









「・・・わかりました。少し・・・いえ、かなり残酷な言い方をしますが、それでもいいですか?」






あたしは静かに頷いた









「恵さん。あなたの計り知れない量の魔力が原因で周りの人間が傷ついています。おそらくこのまま今の生活をし続ければ、死人がでます」
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