~D*A doll~
フェンスに近づいて、もたれかかる。
空を見ると、雲で所々隠れた青い空。
……本当に何もない。
それでも、日が当たって気持ちがいい。
…教室に戻ったらさっきの女たちがいるよね?
赤髪の奴もいるだろうし。
もう戻る気なんて起こらない。
…ここでサボろ。
そう決めて、制服のポケットから携帯を取り出す。
……まぁ、カバンは教室にあるけど携帯があるからいいや。
財布にも今日はそんなお金入れてきてないし、カードは家にある別の財布に入れてるし。
お気に入りの財布でもないから盗まれてても別に良い。
そんなことを思いながらも届いているメールと着信履歴を確認。
…あ。
[昨日はマヂ楽しかった!またいこーぜ?]
昨日のクラスの男子たちからそれぞれメールが届いている。
それらに、一斉送信でメールを返す。
[絶対だよっ♡また楽しみにしてるから!誘ってね♡電話でもまた話そうねぇ!]
…ふぅ。
流石に直ぐにはメールは帰ってこないだろーな。
そう思ってなんとなく携帯の電源を落とす。
この屋上は、何だか暖かい。
とても落ち着く。
あたしはそのまま地面に座り、フェンスにもたれかかったまま目をつぶった。