キミが、好きです ~茜色の空の下~





「気を付けていけよ?」


「転んじゃダメだよ?」



拓と一ノ瀬のこころの扱いが……。



「あたし、子供じゃないもんッ!!」


「こころ、何かあったら連絡しろよ?」


「うん、ありがとうっ!」




こころは、バタバタと走って行った。




「えー。
ココってば、あたしたちと南くんとの態度違うんだけどぉー!」



頬を膨らませながら一ノ瀬は呟いた。



「はー?何だよそれ」



少し恥ずかしかったから、


突き放す言い方しかできねぇのは、いつものこと。










< 196 / 260 >

この作品をシェア

pagetop