ナナイロのキセキ
結局、亮一さんからの連絡は3日間もないままで、

私の心は不安定に傾く一方だった。


(亮一さん、いま、なにを考えているのかな・・・。)


それでも、自分から電話をかけることはもちろん、メールを送る勇気すらもてなくて。

今日は久しぶりの休日なんだけど・・・。

うれしいはずなのに、仕事をしていない分、余計なことをつい考えてしまうのだった。


(・・・気分転換に、買い物にでも行こう!)


私はそう思い立ち、亮一さんからもらったネックレスを付けると、横浜へと繰り出した。




(これに合うカットソーでも買おうかな・・・。)

横浜駅の改札を出て、東口方面へと階段を降りていく。

左右に広がるお店を眺めながら、私はネックレスが引き立つ洋服を探していた。

鎖骨付近に留まるそれは、襟ぐりの深いトップスだといいかもしれない。

そう思って探した白いニットを、鏡で何度も合わせてから、私は購入することに決めた。


(今度会うときに着ていこうかな・・・って、ケンカしてるんだった・・・。)


次は、いつ会えるのだろう。

買い物に出たところで、結局、考えるのは亮一さんのこと。





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