ナナイロのキセキ
私ははーっとため息をつく。

どこに行っても、何をしても、亮一さんのことを考えてしまう。

一緒だったらもっと楽しいのになって、思ってしまう。


(私、重症だな・・・。)


何度目かのため息をついて、とりあえずランチでもしようかと考える。


(もう、なんでもいいか。)


どうせ一人じゃ何を食べても同じかも、と思った私は、近くにあったファーストフードのお店に入ることにした。


注文の品を受け取り、窓際のカウンター席に座ると、右隣から「あれ?」という声がした。

振り向くと、目が合った声の主は、最近の私の悩みの元凶、関口さんだった。

「!!せ、関口さん!」

「あ、やっぱり牧野さんだ。」


(えええー。なんでこんなところで会っちゃうの!?)


「どうしてこんなところにいるんですか!?」

私は思わず、完全に不快感全開の声で聞いてしまう。

「どうしてって、外回りしてたついでに昼ごはん食べてんだけど・・・

牧野さんは?」

「私は・・・買い物の途中で・・・。」

「へー。プライベートの牧野さんに会えるなんて超ラッキー。

やっぱり、これは完全に運命感じるね。」

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