ナナイロのキセキ
(はっ!?)


「私は全く感じません・・・。」

「そう?こんなとこで偶然会うなんて、運命としか思えないけどなー。」

「単なる偶然だと思います。」

関口さんの言葉を断ち切るように、私はピシャリと言い放つ。

「かわいい顔して、結構言うよなあ・・・。でもなぜかオレは嫌じゃない。」

妙に甘い視線を投げられて、私は思わずうろたえる。


(もうほんとに!関口さんに振り回されたくなんかないのに!!)


早く帰ってしまおうと、私はものすごい勢いでハンバーガーにかぶりつく。

「おおー、豪快。」

そんな私をニコニコしながら眺める関口さん。


(もうっ!調子狂う!!)


「ところでさ、彼氏の誤解は解けたの?」

「・・・!」

いま、一番触れられたくない話題を振られ、私は動きを止めてしまう。

「・・・ダメそうだね。」

私の様子を見た関口さんは、淡々とそう分析する。

「関口さんには、関係ないじゃないですか・・・。」

「あるよ、完全にある!

好きな子の恋愛事情は、きちんと把握しとかないと。」
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