ナナイロのキセキ
「行きたいです!行きましょう!!」

私はその提案がうれしくて、すぐさまウキウキと返事した。

しかし、自分から言っておきながら、亮一さんの慎重な言葉の態度は変わらぬままで。

「よかった。・・・じゃあ、行こうか。

えっと・・・とはいえとりあえず・・・泊まりだから。

ナナはお母さんとか・・・相談してから決めた方がいいのかな。」

「え?あ・・・そ、そうですね・・・。」


(そっか・・・。そうだよね。彼氏と泊まるなんて初めてだし・・・。)


改めてその意味を認識すると、私は少し、ドキッとする。

でも、亮一さんと旅行なんて!という、楽しみな気持ちが大きすぎて、なにがなんでも絶対行くっ!!と思ってしまう。

「いちおう、相談してみます・・・けど、反対されても行きたいな。」

私は素直な気持ちを口にする。

すると亮一さんは、「そっか」と言いながら笑って、やさしい声で話を続ける。

「その気持ちはうれしいけど。そうしたら・・・また、時期を見て考えようか。」

「ううん!説得します!」

「・・・いや・・・そうだな・・・。

行ければオレもうれしいけど。また考えればいいんだから、ケンカとかするなよ?」

「はいっ!がんばります。」









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