ナナイロのキセキ
「ダメかな。好きな子は甘やかしたいんだけど。」

「・・・!ダ、ダメですよ!甘やかしすぎは・・・。

それで私がダメな子になったらどうするんですか。」

「これくらいでならないと思うけど。

まあ、どんなナナでもオレは好きだし、どうなってもオレが責任取るから。」

「!!」

いつものように、平然という亮一さん。


(責任・・・て、な、なんか結婚するみたい・・・!)


そんなことを思ってしまった私は、湯気が出そうに全身が熱くなる。

ドキドキと、ひとりアタフタ焦っている私に、亮一さんはやさしく言った。

「・・・ナナはもっと、わがまま言っていいんだよ。」

「そ、そんなこと・・・。」


(十分、甘えてるもの・・・。)


相変わらず真っ赤になって困惑している私に、亮一さんはキスをする。

「こんなかわいい子、いないから。」

そう言って私の手を取ると、先に進んで歩き出す。

私の胸は、さらに鼓動を早めては、苦しいくらいにキュンとする。


(もう・・・本当に・・・。)


心臓が壊れるんじゃないかと不安になる胸を、私は左の手でそっと押さえた。






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