ナナイロのキセキ
「楽しそうだね。」

そんな私をチラリと見ると、亮一さんはほほえましそうにそう言った。

「はい!なんか、幸せで。」

「・・・そっか。」

「はい。」

私を見下ろすやさしい瞳。

目が合うだけで、ドキッとする。

つないでいた手が一瞬離れると、指を絡めて握り合う。

どちらからともなくした仕草が、二人の関係を表すようで、

私はとてもうれしくなる。


(自然とこんなことできるようになるなんて・・・幸せだな。)


ネオンだらけの街は、見上げても星は見えないけれど。

明日はきっと晴れるだろうと、私はそんな予感がした。

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