ナナイロのキセキ
亮一さんがお風呂から出るのを待つ間、テレビを見たり、スマホをいじったりして過ごしていた。


(でもなんか、落ち着かない・・・。)


初めてのお泊り。

初のすっぴん披露。

それでこれから・・・どうなるんだろう。

もちろん、子どもではないから、なんとなくの展開はわかるけど。

それでもやっぱりどうなるんだろうと、初めてのシチュエーションに緊張する。


(もっと、友達にいろいろ聞いておけばよかったな。)


心構えとか、こういうときはどうするかとか、なんか、いろいろ・・・。

そわそわと、スマホを持ったままリビングの中をうろうろしていると、紺色のパジャマを着た亮一さんがお風呂から上がってきた。

「お待たせ。」

「あ、いえ・・・。」

まだ少し髪が濡れている亮一さんを見つめる。


(パジャマでも、かっこいいな・・・。)


なんてことを思いながら、ぽーっと見とれていると、亮一さんが首を傾げた。

「どうした?」

「あ・・・えっと、パジャマ似合うなって思って。」


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