ナナイロのキセキ
「パジャマ似合うって・・・。それは、褒められてるのか?」

ビミョーな顔で困惑する亮一さん。

「褒めてますよ!パジャマでもかっこいいってすごいです!」

「え?あ、そ、そうかな・・・。」

ストレートな言葉で表現すると、亮一さんははっとしたように照れだした。


(そうだ、褒められるのに弱かったんだ。弱点再確認!)


ふふっと私が笑うと、後ろ髪をかいてキッチンの方に消えていく。

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと、ゴクゴクとそれを飲んでいる。

「あ・・・ナナも飲むよね。ごめん、気づかなくて。」

「いえ!」

もう一杯をグラスに入れて、私に「はい」と手渡してくれる。

「ありがとうございます。」

「うん。」

飲みながら、キッチンに戻る亮一さんの姿を目で追っていると、冷蔵庫の前で肩を押すようなしぐさをしたのが目に入る。

「・・・亮一さん、肩凝ってますか?」

「え?ああ、うん。まあ・・・慢性的な感じ。

ずっと座ってパソコンばっかりだし。」

「そうですよね・・・。

あ、そうだ!久しぶりに、マッサージしてあげますよ!」




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