ナナイロのキセキ
(どうしよう・・・でも、しなきゃいけないのかな。

・・・もう・・・えいっ!)

ぎゅっと目をつぶって、亮一さんの唇にキスをする。

起きたばかりの感触は、ヒンヤリとして、冷たかった。

「・・・ほっぺでもよかったんだけど。」

満足そうに微笑むと、そのまま亮一さんは私の上に覆いかぶさる姿勢になる。

そして今度は、自分の方から私にそっと、キスをする。

初めやさしかったキスは、次第に深くなっていく。

パジャマのボタンに亮一さんの指先が触れ、私は思わずビクッとする。

「・・・いやなら、しないけど。」

胸元の手を保ったまま、やさしく、でも切なげに語り掛ける。

「ううん。そうじゃなくて・・・やっぱり、ドキドキするんです・・・。」

「・・・そっか。なら、大丈夫かな・・・。

オレもそれは、一緒だから。」

そのまま、ひとつひとつボタンが外され、布の下をくぐった亮一さんの手が、私の素肌に触れていく。

昨日よりも敏感な私の身体は、応えるように、亮一さんを求めだす。

カーテンから漏れる光が、徐々に部屋の明かりになじんでいく。

私たちは気持ちの全てを伝えるように、何度も何度も抱き合った。

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