ナナイロのキセキ
初旅行・・・お泊り二日目は、一日中亮一さんの家で過ごした私たち。

気づいたときには夕方で、亮一さんが車を飛ばし、新幹線の駅へと急いでくれた。

ホームでの別れ際、私にそっとキスした亮一さんは、いつものように耳元で「好きだよ」と言ってくれた。

今日こそ私も言おうと思ったのに、やっぱり恥ずかしくて、結局言うことが出来なかった。

「また連絡する。」

そう言ってくれた亮一さん。


(今度はいつ、会えるのかな・・・。)


車窓から流れる夜の街を見つめながら、ぼんやりとそんなことを考える。


(またすぐにでも、会いたいよ・・・。)


いつまた会えるのか、わからない不安。

気持ちは絶対、以前よりもつながっているのに。


(亮一さん・・・。)


切ない思いをかみしめながら、私はひとり、家路についた。




2日ぶりの仕事は、なんともいえず、身体がだるい。

もちろん、遠出して疲れてるっていう理由もあるのだけど。

やっぱり調子がでなくて、私は栄養ドリンクをゴクリと飲んだ。

「あ、ナナちゃん、久しぶり。」

後ろから声をかけられ振り向くと、有馬さんがにこにこ立っていた。

「あ、お久しぶりです。遅番ですか?」

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