ナナイロのキセキ
まずは腹ごしらえを、と、景色のいいダイニングレストランで昼食を取ることにした。

私は魚料理、亮一さんはお肉料理のランチプレートを注文する。

「ナナはやっぱり魚派なんだね。」

「はい。お肉も好きですけど・・・

刺身的な・・・こういうところのカルパッチョとか、

大好きなんですよね。

家じゃほとんど出てこないし。」

「そっか。家じゃ出てこない・・・ってことは、

ナナはあんまり料理しないの?」


(ぎくっ・・・!)


「め、目玉焼きくらいは・・・。」

「ぷっ。目玉焼きか。」

「だ、だって・・・!苦手なんです。」

「実家暮らしだと、そうなのかな。」

「・・・もしかして亮一さん、出来ますか?」

「まあ、一人暮らし長いしね。それに、料理は割と好きかな。」


(そうなんだ・・・。)


マ、マズイ・・・。

彼氏がシェフしてるとかならまだしも、サラリーマンの彼氏の方がが料理うまいって、彼女としてはダメだよね・・・。

「・・・がんばります。」

「別に。無理しなくても大丈夫だよ。なんならオレが作るし。」
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