ナナイロのキセキ
そんな話をしていると、私たちの乗ったカゴは、頂上の位置へと辿り着いた。

「わ!すごい!!一番上ですよ、キレイですね。」

真下に見える、みなとみらいの夜景たち。

さまざまな光の色が飛び交う様は、ベタだけれど・・・本当に宝石箱のようだなと思う。

惹かれるように、私はヒンヤリとした窓に顔を近づけた。

「・・・ほんとだな。」

隣でそう呟いた亮一さんを振り返ると、こめかみから落ちてきた私の髪に触れ、そっと耳にかけてくれた。

さりげないいつもの仕草なのに、動揺した私は、思わず顔を背けてしまう。


(何回目だ、私・・・。

このくらい、いい加減、慣れてもいいと思うのに。)


そのままドキドキしていると、追い打ちをかけるように、耳にキスを落とされた。

「んっ・・・。」

思わず声が漏れてしまうと、冷静を保っていた亮一さんの手が、握っていた私の手からするりとぬけていく。

そして、抱え込むように私の後頭部と背中に手をまわすと、そっと唇を重ねていった。

なぞるような舌先が、次第に深くなっていき、全身がとろけそうになっていく。

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