ナナイロのキセキ
「・・・なら、よかった。」

少しだけ安心したように表情を緩めると、ベットから降りて私の傍に歩み寄る。

ホテル仕様のパジャマは、着ているとはいえないほどはだけていて、男の人なのに、色っぽいなと思ってしまう。

亮一さんは、そのまま、私を包み込むように後ろから抱きしめた。

背中に、彼の体温を感じ、鼓動の速さが倍になる。

「無理はさせたくないんだけど・・・。

どうしても、オレは自制が効かなくなるから。

だから、嫌な時があれば・・・言って。」

愛しむように、私の髪に頬を寄せているのがわかった。

その感覚に、私は胸の奥がドキンと震えた。

「嫌じゃない・・・です・・・。

わ、私も、できるだけ応えたいんですけど・・・。

正直、まだよくわからないし・・・

やっぱり・・・恥ずかしいし・・・。」

言いながら、どんどん顔が火照るのがわかる。

うまく伝わったかはわからないけれど、自分なりに正直な思いを伝えた・・・つもり。

「ナナは今のままで十分だよ。

昨日も・・・めちゃくちゃかわいかったし。」

「!!」
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