ナナイロのキセキ
「うーわー・・・。」

横浜お泊りデートから数日。

久しぶりに飲みに行こうと有馬さんに誘われた私は、仕事帰り、二人で友里さんのお店へとやってきた。

お互いの近況報告をする中で、有馬さんの意見を聞こうと思った私は、先日の求婚発言についてを語っていた。

「恥ずかしい!聞いてて恥ずかしいよ、ナナちゃん!」

赤くなった顔を手でパタパタと扇ぎながら、若干引き気味の有馬さん。

「王子が姫に求婚って・・・。

いやいや、もう、ほんとに恥ずかしすぎる・・・。

もしうちの彼氏がそんなこと言ったら、私完全に即死だわ。

ナナちゃんたち、はたから見たら、

ものすごいバカップルだったりするんじゃないのっ!?」

「そ、外ではそんなこと言いませんよ!」

「いやあー・・・どうかなあ・・・。

職場の前でキスしちゃうくらいだし・・・。」

「う・・・。」


(それを言われると、何も言い返せない・・・。)


その後も、熱い!恥ずかしい!を繰り返す有馬さん。

友里さんは、私たちの話を聞いているのかいないのか、涼しい顔でグラスをキュッキュと拭いている。

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