ナナイロのキセキ
「あ、明日!?」

「したいでしょう、坂下さんは。

でも、ナナちゃんはまだ若いし、そんなに長い付き合いでもないしね。

結婚はまだ早いんじゃないか、とか考えてるんじゃないかなあ。

意識はしてるけど、そうやって悩んでて言えない、とか。」

「・・・うーん・・・。」

「それか・・・すでにプロポーズする気満々なんだけど、

とにかくシチュエーションに悩んでるとか。」

ウフフ、とにんまり微笑む有馬さん。

「シチュエーション、ですか・・・?」

「そう。こだわりそうじゃない?坂下さん。

高級レストランに、100本のバラの花束を抱えて現れるとかさっ。

ホテルのベットに花びら敷き詰めて、その中に指輪がまぎれてた!とかさ。」

「そ、それはさすがに・・・。」


(ああっ!!やるかも・・・!)


「ウフフ、まあね、多分両方じゃない?

自分の気持ちを押し付けるタイプではなさそうだし、

ナナちゃんのこと、いろいろ考えてると思うよ。

年齢的なこととか、仕事のこととか。」

「そう、なのかな・・・。」


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