ナナイロのキセキ
いつの間にか買ってくれていたカレーを手に持ち、私たちは亮一さんの部屋へと向かう。

久しぶりに足を踏み入れた空間は、以前の印象と変わりない。

「おじゃまします・・・。」

ゆっくりとリビングに入る。

その瞬間、私のお腹がぐーっと鳴った。


(う・・・!は、恥ずかしい!!)


とっさにお腹を押さえるけれど、それでどうなるわけでもなく。

亮一さんは楽しそうに笑うと、「とりあえず食べようか」と言って二人分のカレーをテーブルに並べてくれた。

早速食べたその味は、亮一さんのオススメだけあって、おいしくてあっという間に食べてしまった。

「ごちそうさまでした!すごくおいしかった。」

「うん。美味いよね。多分、週3で食べてる。」

「え!?そんなに!?」


(新たな亮一さん情報をゲット!)


そんなことを思いながら私が満腹でのんびりしていると、亮一さんはコーヒーを入れてきてくれた。

「はい、どうぞ。」

「ありがとうございます。」

「うん。」


(本当に、亮一さんはやさしくて気が利くな・・・。)


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