ナナイロのキセキ
「いえ・・・。

週明けに、もう一度ちゃんと返事をする予定なんですけど・・・。

店長には、行くつもりだって言ってあります。」

かなり驚いているのがわかる、亮一さんの反応。

顎に手をかけたまま、身体は固まっている。


(どう思ったんだろう・・・。)


喜んでくれているのか、それとも困っているのか。

驚き以外の感情は、表情からは読み取れない。

緊張で、私は何度か息を飲む。

「それは・・・オレのために決めてくれたの?」

切なげな瞳が、私を捉える。

「そんなことまでしなくていい」、そう言われてしまう気がして、私はすぐさま言葉をつなぐ。

「いえ・・・!

私が、亮一さんのそばにいたいって勝手に思って・・・。

だから、自分のためっていうか・・・。」

焦るように思いを伝えると、亮一さんの腕が、私を包み込むように抱きしめた。

「・・・!」

ドキドキと、胸の鼓動が伝わる。

展開が読めなくて、私はそのまま言葉に詰まる。

「結婚しようか。」

「・・・え?」


(・・・いま、結婚って言った・・・?)




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