ナナイロのキセキ
「この前雑誌を見てたら、ちょうど載ってたんだ。

雰囲気が、牧野さんに似合いそうだなと思って。」

シルバーのアクセサリーが、ガラスケースの中で眩しく輝いている。


(わあ・・・。)


美しくかわいらしいジュエリーたちに、私は目を奪われる。


(ステキ・・・。でも、いいのかな。

こんなに、いろいろしてもらっちゃって・・・。)


もちろん、とても気持ちはうれしくて。

とてもとてもうれしくて。

でもやっぱりどうしても、甘えすぎているような戸惑いがあって・・・。


もじもじとしている私の頭に、坂下さんはポンと手を載せる。

「ほとんどオレの自己満足かな。だから、好きなもの選んでくれるとうれしい。」

やさしい笑顔で、私の髪をふわっと撫でた。


(もう・・・。ほんとに、坂下さんは私に甘いよ・・・。)


恥ずかしさとうれしさで、ドキドキと、顔が熱くなっていくのを感じる。

「どうかな?」

もう一度私の目を見て聞く坂下さん。

またしても、私はドキッとしてしまう。

「・・・はい。」

とろけそうなその表情に、このまま甘えてしまうことを決めた私は、

そのまま店内を見て回ることにした。




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