兄妹 恋々
「よし、これだけ冷やせば大丈夫。
一応包帯巻くけど、腫れひかなかったら病院いって。」
「はい‼ありがとうございます!」
『ガチャー』
「入るよー‼零持ってきたよ!包帯!」
俊が入ってきた。
「うわっ!めっちゃ腫れてるね・・・大丈夫?」
「大丈夫ですよ!冷やしたら少し楽になりました!」
「ならよかった‼あっ!包帯巻くから足上げて‼」
あれ?足上げたら・・・
パンツ見えちゃう!!
「そ、その‼み、見えちゃうので・・・」
「何が?」
「パ…パンツが・・・‼」
「聞こえないよ?もう一回言って?」
あれ?なんか…怖い…
笑ってるはずなのに、なんだろう嫌な笑顔っていうか・・・
「ねぇ、零‼この子なんて言ってるか聞こえた?」
「俺は聞こえなかった」
「ねぇ、もっかい言ってくれると嬉しいな‼」
俊はかわいい笑顔で言う
「その・・・足上げると見えちゃうっていうか・・・・」
「何が?」
「その・・・」
「言えよ」
俊の顔が近い・・・。
こんなときでさえドキドキしてしまう自分がいる。
えーい!恥ずかしがってる場合じゃない!
頑張れ自分!
「足上げたらパンツ見えちゃうんです!この体勢じゃだめですか!?」
零と俊は驚いた顔をしている。
「あああああ!ごめん!そんなつもりは!偉そうなこといってごめんね?」
俊って天然なのかな??
でもさっきの顔・・・。