兄妹 恋々



まぁ、今は考えるのをやめよう。








「つばき‼ 足はどうだ!?」





リビングに戻ると淳兄が心配そうにこっちを見ていた。






「痛いけど、冷やしたからまだまし‼」





「そっか…良かった‼」





「あっ!零と俊さんありがとっ!」






「いや俺は全然たいしたことしてないし。」






「僕も全然! …それよりなんで僕だけ”さん”つけてるの?」






少し寂しそうな顔で俊は言った。





さっき零のこと勝手に呼び捨てして恥かいたから





今度はちゃんと「さん」つけてみたんだけど…。





「じゃぁ!俊って呼んでもいいかな?」




「うん!よろしくねっ!つばき‼」






か、かわいすぎます!!





にへっと笑う俊はまるで綿菓子のようだった。




フワッとしてて甘い笑顔。





女の私でもうらやましくなってしまうくらいの可愛さ。





べ、別にうらやましくなんてないんだからねっ‼




(※ツンデレ風セリフを、ただ言ってみたかっただけのつばき氏)






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