チェンジ type R
(おい! 何で休憩なんだよ!)
――!!
思案に暮れ、肉体的にも精神的にも行き止まりに来てしまい、立ち止る私にいきなりキレの良いツッコミの声が入った。
ハッっと気が付くと――道に捨てられたガラス板に、私と透けてる隼人くんの姿が映っていた。
どうやら……自分でも気が付かないうちにそのガラスが視界に入っていたらしい。
そして、やはり隼人くんの姿を確認できるときにしか隼人くんの声は聞こえないようだ。
詳しい理屈も分からない、どうして鏡状になっているものを通して隼人くんの姿が見えるのか、どうしてその状態の時だけ隼人くんの声が聞こえるのか。
それでも……だ。
――助かった!!これで隼人くんに道を聞ける!!
(『助かった!』じゃない! 急に部屋から飛び出したと思ったら俺のことを無視し続けて……)
ん?何だかいきなり怒ってる?
――!!
思案に暮れ、肉体的にも精神的にも行き止まりに来てしまい、立ち止る私にいきなりキレの良いツッコミの声が入った。
ハッっと気が付くと――道に捨てられたガラス板に、私と透けてる隼人くんの姿が映っていた。
どうやら……自分でも気が付かないうちにそのガラスが視界に入っていたらしい。
そして、やはり隼人くんの姿を確認できるときにしか隼人くんの声は聞こえないようだ。
詳しい理屈も分からない、どうして鏡状になっているものを通して隼人くんの姿が見えるのか、どうしてその状態の時だけ隼人くんの声が聞こえるのか。
それでも……だ。
――助かった!!これで隼人くんに道を聞ける!!
(『助かった!』じゃない! 急に部屋から飛び出したと思ったら俺のことを無視し続けて……)
ん?何だかいきなり怒ってる?