チェンジ type R
 かと言って、どうも良い方法は思い出せない。
 このまま自分の身体の無事を確認する方法もないまま、とりあえずで家に向かっても良いものか……。

(――あのよ)

 思わぬ行き詰まりに思考が固まりかけの私に隼人くんが話しかけてくる。

――え?

 このまま思案に暮れていても名案も浮かびそうもない。
 とりあえず隼人くんの言葉に耳を傾けてみようと思う。
 話しかけの口調からして、隼人くんからも何か話したいことがあるみたいだし。

(一つ聞きたいんだけどよ)

 はいはい、何でしょう?
 口にも、心の声にも出さずに、首を少し傾けて隼人くんの言葉に応える。

(お前ってよ、携帯とかも持ってないのか?)

――あっ!!

 そういえば、そういう文明の利器もありましたよね!
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