君想い【完】
ゆかが携帯を取り出して、
データフォルダを開いた。
「ここは?」
ゆかの携帯にはキャバクラのお店が写っていた。
「それ僕に送って!姉貴に送る!」
もし、このお店のバックも東龍だったら何かがおかしい。
さりちゃんが関わっている事がおかしい。
麗より、関わりたくないはずじゃないのか。
「さりなは何をしようとしているんだろう?」
「五神田と関わって、東龍と関わって、中澤は裏と関わりたがってるのか。」
「裏と関わってどうするつもりなんだろう?」
「祥吾?」
「金が欲しいとか?祥吾の入院費。」
さりちゃんがキャバクラや風俗店を出入りして、
働いているのは祥吾の入院費を稼ぐためだと僕たちは思っていた。
それなら今払っているゆかの家に連絡が行くはずだ。
でも連絡はない。
「あ、このキャバクラのバックも東龍だって。」
その瞬間4人で頭を抱えた。
何か違う糸が絡まり始めている。