君想い【完】


だから姉貴もトシも関わりたくないらしい。

それは当然だろう。


トシは周りの先輩から
龍司とはお前は関わるな、良いことないから。
と言われていたらしい。


姉貴は薬という存在が嫌いだから
佐倉先輩は薬に溺れ出してから
連絡を遮断したらしい。


「さりなちゃん危なくないですか?そんな人に詰め寄ったりして。」

「そうなの。佐倉龍司と関わってる時点で危ないのよ。あいつ何するか分かんないし。元彼女を殺し掛けてるしね。」

「え?あっこ先輩?」

「名前までは知らないけど。今さりなの彼氏と同じ大学病院に入院してるらしいよ。」


ゆかがまたメモを取りだした。


腹部を刃物で刺したらしい。

警察の事情聴取も、佐倉先輩をかばってあっこ先輩は通り魔にやられたと答えたそうだ。


「明日病院行こう!あっこ先輩に話しを聞こう!」

「なんで?」

「去年あっこ先輩がさりちゃんをしめたときの話を聞くんだ!何か繋がるかも!」

「それ純とゆかで行ってみてくんない?俺らどうしても気になることがあるんだ。」


トシはノートの文字に指を指した。

それは麗の名前。

香代と一緒なら接触は可能だ。


「明日、五神田麗に会ってくる。中澤の事を問いつめるんじゃなくて、佐倉先輩の事を知ってるか聞きたいんだ。」


僕たち4人が考えてることは一緒だった。








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