君想い【完】
授業中は姉貴をのメールのやり取り、
ゆかの書いたノートのメモの整理をずっとしていた。
クラスの連中が休み時間の度にゆかの事を聞いてきた。
絵美はずっと不機嫌だったがそんなの頭の隅にしかなかった。
「ゆかちゃんってマジで純の彼女?」
「ゆかなんていいじゃん!それより俺の彼女可愛かっただろ?」
「ああ!噂の香代ちゃん!可愛かった!トシとお似合いだよな。でもゆかちゃんはやばいよ!あれは美女!美女だよ。ねえー純!どうなのさ?」
僕が無視をしてもひたすら食いついてくる。
トシが話をそらそうと何度もしてくれているのに、
構いもせず、ゆかに話を戻す。
ノートを何度も見直し、
さりちゃんの接点を探した。
麗、佐倉先輩、あっこ先輩。
そこまでしかたどり着けない。
他の接点がどうしても見つからない。
ひじを着いてずっと考え事をしていた。
頬にセーターの跡が付いてしまった。
「トシ!」
携帯を見せるとトシが目を見開いていた。
「どういう事?」
「働いてはないって事でしょ?」
メールの内容には驚いた。
さりちゃんはどこの店にも在籍していなかった。
出入りしていたお店のほどんどを
姉貴は調べ尽くした。
でもどこのお店にもさりちゃんは在籍はしていない。