君想い【完】
「トッシー!お待たせ!」
元気に手を振り近付いて来たのは、トシと同じ小学校の香代だった。
よくうちのクラスに遊びに来る。
小学校のときからトシと仲良かったらしい。
「純くんおはよー!」
「なんか香代いつもと違うね。」
「クリスマスだし気合い入れ?」
笑いながら髪を指でいじる香代の顔は赤かった。
トシは香代のことを一番仲の良い女友達というが、香代はどうもそうじゃないらしい。
僕は最近そのことに気が付いた。
緊張していたトシの計画も、なんだかんだ知ってる顔で緊張は少し解けた。
香代に意識を取られすぎて、後ろに立っていたお人形さんに気が付かなかった。