*花は彼に恋をする*【完】
「…玲花が好きだったけど
俺と10歳も年が違うから
俺を相手にしてはくれないだろうとか
三橋とか若い社員と
仲良く話しているのを見ると
年齢の壁を感じて不安になっていた。
そんな時に
親戚から見合いの話が来た。」
「…そうだったんですか。」
「…あの時の俺は34歳になる年だし
いずれ40に近づく。
見合いして、そのまま結婚しても
いいかと思っていた。
でも、社食とかで玲花を見た時に
やっぱり俺は
玲花が好きだと思う気持ちに
嘘がつけなくなって
結局見合い話を断ったんだ。
…玲花に交際を申し込もうと
思っていたから。」
…えっ!!
お見合い断ってた!?
私に交際を申し込もうと思ってた!?
初耳の話に私は目を見開いた。
そう言えば
三橋があの当時
何か言いたげだったのは
この事だったの!?
唖然とする私に黒瀬課長は
「…続けるよ。」と言って話を続けた。
「…でも…一足遅かった。
玲花が見知らぬ男と
ショッピングモールやファミレスで
デートしている所を
目撃してしまったんだ。」
「…えっ!?見たんですか!?」
私は驚いて声をあげた。