*花は彼に恋をする*【完】

「…黒瀬課長…好きです。」

何度言っても足りないぐらい好き。

熱い想いが溢れそう…。

…大好きです…凄く凄く。

体に感じる密着度合い。

心臓の音や

大好きな課長のコロンの香りを

直に感じて胸がいっぱいになる。

「…課長が本当に好きです。」

そんな素直な想いを

もう一度私は口にすると

「…玲花。
もう『課長』はやめてくれないか?
俺はこうして早く
『玲花』と呼びたかった。
だから…玲花もプライベートでは
俺を名前で呼んでくれないか?」

と、懇願するような言葉が

黒瀬課長の口から出た。

「……はい。」

少し照れ臭いけど

「……翔英さん。」

大好きな彼の名前を呼んでみた。

「…玲花、もう一度呼んで。」

少し嬉しそうな声でのお願いに

「…翔英さん。
翔英さん…大好きです。」

笑みを含んだ声で囁くと

「…ありがとう。
俺も玲花が大好きだよ。
…いや、愛してる。」

翔英さんは私を抱き締めながら

片方の手で私の頭を撫でてくれた。

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