雪恋ふ花 -Snow Drop-


リフトを2本乗り継いでゲレンデの中央部に着くと、姫花は迷わず初級コースを選んでくれた。
距離は長いが、ゆるやかな斜度で下に降りて、スクールの前に着いた。


「じゃあここで。今日はスマホ、持ってきたでしょ? 何かあったら、すぐ連絡して」

「うん」

「出発は17時だから。それまでに荷物まとめといてね」

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