雪恋ふ花 -Snow Drop-

スクールは同じレベルの初級者がおらず、マンツーマンレッスンになった。
さすがはプロ、コースを滑りながら、カーブのコツや力の入れ方を教えてもらう。

「あの、パラレルまでどのくらいかかるでしょうか」

「そうだね。あと数回はかかるかな」


珠はそっとため息をついた。
インストラクターは年配の男性で、とても話しやすい人だった。
リフトに乗っている間は楽しく世間話をした。


2時間の講習を終えて、隣山の麓に建つカフェでインストラクターと別れる。
休憩時間は1時間半。
ゲレンデ内で本格的なピザが食べられると人気の店で、珠はリフト乗り場が見える窓際のカウンター席に座った。

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